2018年06月21日

防火訓練を実施しました。

2回以上の実施が消防法で義務付けられています。

613日、今年度第1回の防火訓練を、川久保病院と隣接する“在宅総合センターひだまり”と合同で実施しました。


今回の訓練のテーマは、「状況判断」。


病院および介護施設では、患者さんや利用者さんの状態は様々です。

その中で火災等が起きてしまった際、最優先すべきは置かれた状況下で、患者さん・利用者さんの安全確保を最大限行うことです。

しかし、基本的なマニュアルはあっても、実際に火災などが起きた時、訓練で想定した通りに事が運ぶわけではありませんよね。

なので、決まりきったシナリオではなく、マニュアルに沿ったチェックポイントのほか、訓練中に生じた状況に合わせ、判断が求められるような設定としました。


少し具体的にいうと…

避難に人手が必要になる状態設定の患者さん役を、病棟(3F4F)メインに配置し、病棟スタッフだけでは全患者さん役の屋外避難は難しい状況、としました。


当然、別フロアのスタッフが応援に駆けつけるのですが、屋外避難するのか、屋外避難リスクが高いと判断した場合は、消防車が到着するまで、どうするのがベターか、応援の到着するタイミングや人数によってその判断を行うことが今回のポイントです。


ということで訓練スタート。

防災管理盤が作動し、院内に警報が鳴ります。

つづいて火災発生を伝える放送、火元及びスタッフへの行動指示、避難ルート指示等を行います。

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放送を受けて、火元には消火班が駆けつけ、消火作業を行いました。
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一方、3F病棟では。
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屋外避難に人手を要する患者さん役は、火元から遠い食堂に一時避難、という判断を行いました。

この間の、スタッフから患者さん役への「ここで安全ですからね」、との声かけがGOODでした。

そして、応援の人手が集まったら、外階段から屋外へ避難。

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↓は、避難集合場所を病棟から見た様子。

避難完了報告を受けている事務長の姿が見えますね。

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そして、4F病棟は。

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こちらは応援の人手が少なかったため、これも火元から遠い外階段の出口前に待機し、消防車の到着を待つ、という判断をしました。


警報が鳴ってから、事務長への避難完了報告が出揃うまでに要した時間は約15分でした。

今回来ていただいた盛岡南消防署員さんのお話によれば、通報から消防車の到着までは、5分ほどとのこと。

実際は、患者さん・利用者さんの数は今回の訓練より多いわけですから、より迅速な対応が求められますね…今後の訓練の課題としたいところです。



訓練終了後は、消防署員さんから講評および講話を頂き、また合わせて病院内の消防設備の種類や設置箇所の確認も行いました。


今回の訓練参加者は、患者役も含め106名、参加人数の多さに消防署員さんは驚いていました。

後日、振り返りを行い、防火・防災の備えとしての課題、訓練内容の質の向上に向けた方向性が具体的に見えたことが収穫でした。


もちろん火災を起こさないことが一番ですが、万が一発生した時のために、定期的な訓練を継続して行っていきたいと思います。



posted by カワクボタロウ at 16:38| Comment(0) | 院内学習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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